高齢者のタグ記事一覧

認知症の進行を遅らせよう!介護を楽にする生活の工夫

認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

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高齢者のタグが付いた記事一覧。認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

2017-09-26 認知症・生活の工夫
認知症になるとおっくうになり身だしなみは後回しに認知症になるとあらゆることに無気力、無関心になりがちです。ついおっくうに思い「今日はいいか、誰が困る訳でも、誰かが自分を見てる訳でもなし…」と徐々に身だしなみに気を使わなくなってしまいます。また、腕が上がらない、髪を梳かすと疲れてしまう、洗面所まで歩けない…という体の状態が原因の場合や、道具の場所がわからない、やる事自体を忘れてしまうなど様々な要因が重...

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2017-09-12 高齢者の心と身体
 思いやりのない言葉がポンと出る「今それ言う!?」デリカシーのない言葉をサラリと言われて絶句しましたwこういった言葉を真に受けてしまうと相手に対して「心配りのできない低人格な人」と感じ、付き合っていく事が非常に辛くなってしまいます。相手が知人なら距離を置けば良いのですが、家族となるとそうもいきませんね。脳が萎縮すると記憶力だけではなく理解力や判断力も低下認知症の代表的な症状に記憶力の低下が挙げ...

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2017-08-25 病気の知識(認知症)
 「ソレは忘れるのにコレは覚えてるんだ…」認知症の方の介護をしていると「都合の良いことばかり覚えてる…」と絶句しちゃうことってありますよね。特に初期の認知症だと時間帯や体調によってシッカリしている場合とそうでない場合があるので混乱してしまいがち。ついつい「認知症じゃなくて性格悪いだけじゃないの!?」と感じ、本人に対して人格的に尊敬、尊重しづらくなり、関わる事自体が苦痛になってしまいます。性格の良...

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2017-08-19 高齢者の心と身体
ギブミーチョコレートですね。進駐軍の兵隊さんがジープの上から日本の子供たちにチョコをばらまいてるイメージでしたが、母江さんの話を聞く分にはとてものどか。当時住んでいた場所がゴリゴリの田舎だったからでしょうか。懐かしい昔の話をすると心が安定する昔の出来事を他者に話す時、人は無意識に自分の存在と歴史を感じ、心が満たされ情緒が安定するのだそうです。また、思い出を振り返る事で親から愛された記憶や楽しかった...

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2017-07-21 本日のどうでもいい会話
この後ヒィヒィ言いながらはがしました。詳細は…大人なので控えます。私は毎日お昼頃に母江さんの家に行くのですが、この事件(?)自体は昨夜の事なのか、当日午前中の事なのか、まったくわからない。でも母江さん珍しく覚えてましたね。通常母江さんの記憶力は長くて数十分が限度です。買い物しようと準備しても、すぐに「どっか行くんだっけ?」と聞いてくるカンジ。そんな母江さんがなぜガムテープの存在の意味を覚えていたの...

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身だしなみを整えて規則正しい生活を目指そう

高齢者の身だしなみ


認知症になるとおっくうになり身だしなみは後回しに

認知症になるとあらゆることに無気力、無関心になりがちです。ついおっくうに思い
「今日はいいか、誰が困る訳でも、誰かが自分を見てる訳でもなし…」
と徐々に身だしなみに気を使わなくなってしまいます。
また、腕が上がらない、髪を梳かすと疲れてしまう、洗面所まで歩けない…という体の状態が原因の場合や、道具の場所がわからない、やる事自体を忘れてしまうなど様々な要因が重なって「後回し」から「やらない」に行きついてしまいます。

やらなくても命に別状は無い「整容」…でもメリットは沢山あります

ポジティブになって積極性が生まれる
身なりを整える事で無意識のうちに心地よい緊張感とポジティブな感情が生まれ積極的になる…とか教科書には書いてありますがw頭グッチャグチャだったのに綺麗に整ったら外出したくなります。もっと言えば
「明日からスーパーモデルの身体を貸してもらえる」
ってなったらどうでしょう。私だったら超ウッキウキで外出しますw
まぁこれは大げさですけど、でも身綺麗になったらちょっと嬉しいし積極性が出るのわかりますよね。

整容はオンオフの切り替えスイッチになりやすい
朝起きてぼんやりしたまま朝食を食べてテレビを見て…という生活の中ですとオンオフのスイッチを入れる機会があまりありません。
しかし髪を梳かしたり髭を剃ったりすると生き生きとしていた昔を思い出し、気持ちがシャンとして「よそ行きモード」にスイッチが入りやすくなります。
一日の流れにメリハリができれば、認知症の進行を遅らせる基本「規則正しい生活」に繋がり、健康面でも充実した日常を送ることができます。

身なりを整えたらキチンと褒める

おだてたりお世辞を言ったりするのではなく、良いところを見つけ心から「いいね!」と言葉に出して伝えると本人も自信を持ち、社交性が向上するなどの効果をもたらします。
ご家族が介護者の場合だとどうしても「照れ」が先に出てしまいなかなか褒められない方もいらっしゃるようですが(実際私もそうでした)認知症の方を介護する際「褒める」はとても重要なテクニックです。楽な介護につながるスキルですので「照れ」はできるだけ早めに吹っ飛ばして下さいw

注意点

・外出モードにスイッチが入った事で徘徊につながる可能性がある方は、時間帯や介護者の見守りができる状態かどうか注意が必要です。

・本人にやる気がない場合、無理にすすめたりせずに本人の得意な事だけやってもらい、苦手な動作は介護者が手を貸す程度で十分です。介護者側の理想を押し付けたり叱ったりするのはNG。関係が壊れてしまい、他の事にも拒否が出て介護がうまく回らなくなります。


最初はおっくうがるかもしれませんが、本人が身だしなみに対してポジティブなイメージを持てれば続けているうちに習慣化できるかもしれません。
母江さんの場合も最初は嫌がっていたのですが、一年経った今では朝食後に「整容ボックス」を置くだけで
「あらもうそんな時間?」
と手櫛で髪をいじるようになりました。髪を結って纏めるのは私がやりますが、その後は手を貸さなくても母江さん一人でお化粧をしてくれます。髪を結う事で次の一歩(お化粧)に進めたのだと思います。



デリカシーのない言動への対処方法

認知症 判断能力の低下 

思いやりのない言葉がポンと出る

「今それ言う!?」
デリカシーのない言葉をサラリと言われて絶句しましたw
こういった言葉を真に受けてしまうと相手に対して「心配りのできない低人格な人」と感じ、付き合っていく事が非常に辛くなってしまいます。相手が知人なら距離を置けば良いのですが、家族となるとそうもいきませんね。

脳が萎縮すると記憶力だけではなく理解力や判断力も低下

認知症の代表的な症状に記憶力の低下が挙げられますが、実は理解力や判断力、推理力なども低下している場合があります。
人間は何でもない会話の中で様々な脳の機能を使って言葉を理解し発言を選択していますから、脳の萎縮が始まった認知症の方や高齢者の方がデリカシーのない発言をしてしまうのは仕方のない事かもしれません。

感情的にならずに良い方向へ考えてみましょう

介護する側は感情的にならず冷静に受け流し、自然に別の会話へ切り替えて対応すると良いでしょう。また本人が本当に言いたかった事を良い方向に想像してみるのもひとつの方法です。
例えばマンガ内3コマ目、母江さんのセリフに対して私は…
・早く来て欲しいからって私の大事な猫をそんなモノみたいな言い方して!ヒドイ!
と思う事もできますが
・私の悲しみを軽くしようとして出た言葉かもしれない。慰めてくれているのかも…
と思う事もできます。
 かといってデリカシーのない言葉に対し反射的に感じてしまう不快感を押さえるのは容易ではありません。最初は形だけでもよいので相手の「良いところ」を探すクセをつけると介護がグンと楽になります。

穏やかな日常が認知症の進行を緩やかにしてくれる

小さなイライラも積み重なると巨大なストレスになってしまいます。言葉のすべてを真に受けず、自分の中でうまく消化し受け流せるようになるのもテクニックのひとつ。介護する側の捉え方を良い方向に変えれば会話も穏やかになり認知症の進行を遅らせる事に繋がります。

その言動って認知症なの?性格なの?

認知症か性格か 


「ソレは忘れるのにコレは覚えてるんだ…」

認知症の方の介護をしていると「都合の良いことばかり覚えてる…」と絶句しちゃうことってありますよね。特に初期の認知症だと時間帯や体調によってシッカリしている場合とそうでない場合があるので混乱してしまいがち。
ついつい「認知症じゃなくて性格悪いだけじゃないの!?」と感じ、本人に対して人格的に尊敬、尊重しづらくなり、関わる事自体が苦痛になってしまいます。

性格の良し悪しを考えるより『認知症の症状』と割り切る

どんなに偉いお医者さんだって
「今のは性格の悪さからでた言動ですね」
なんて言い切ることはできないでしょう。さらに言えば「認知症か性格か」を判断することにあまり意味はないのでは…と思います。どう判断してもそれが100%正しいとは言いきれません。
周囲が混乱するような言動に対しては「認知症の症状」と割り切り、その言動に合った対応をすることがコツであり楽な介護の近道です。

認知症の特徴を把握すれば『寄り添った対応』ができる

認知症の特徴
・記憶障害(ひどい物忘れ、最近の事は忘れてしまうため過去に生きている)
・身近な介護者に対して症状が強く出る(嫁が財布を盗った等)
・自分に不利益な事は一切認めない
・正常な部分と認知症の部分が混同している
・感情は残る(散歩は忘れても楽しかった事は何となく覚えておりご機嫌…等)
・一つの事にこだわり続ける

ざっと簡単に挙げた上記の特徴だけでも、当てはまる認知症の方、沢山いらっしゃいますよね。
私の漫画の場合でも
・記憶障害(服薬を忘れる、薬を飲んでいなかった昔に生きている)
・正常な部分と認知症の部分が混同している
・一つの事にこだわり続ける(豆菓子を食べる事にこだわる)
という複合ワザだと考えられます。

この基本的な特徴を介護者が把握、理解することで認知症の方が住む世界に寄り添い、否定せず穏やかに対応できるようになります。また、すぐには上手く対応できなくても、介護のイライラや混乱が軽減したり気持ちに余裕が生まれやすくなります。

詳しくは
にて書かれています。

昔の話を聞いてみる

戦時中の思い出
ギブミーチョコレートですね。
進駐軍の兵隊さんがジープの上から日本の子供たちにチョコをばらまいてるイメージでしたが、母江さんの話を聞く分にはとてものどか。当時住んでいた場所がゴリゴリの田舎だったからでしょうか。

懐かしい昔の話をすると心が安定する

昔の出来事を他者に話す時、人は無意識に自分の存在と歴史を感じ、心が満たされ情緒が安定するのだそうです。また、思い出を振り返る事で親から愛された記憶や楽しかったこと、共に苦労を分かち合った仲間を思い出し、孤独感や不安を減らす事ができます。

認知症の進行予防にも効果がある

認知症の場合「ひどい物忘れはあっても昔の事はよく覚えている」という特徴があります。当時の記憶を呼び起こし、それを他者に伝える「言葉」にする事で脳(主に前頭葉)の活性化につながるという訳です。
他にも「感情」「悲哀」「幸福」「不安」等の情動機能が回復したり発言が増える表情が豊かになるコミュニケーション能力の向上問題行動の軽減などの効果があげられます。

昔の話を聞く時の注意点

・楽しく穏やかで話しやすい雰囲気作りを心がける
・無理に聞き出したりせず、自然に会話する中で思い出してもらうようにする
・話の内容が事実と違っていても訂正せずに、話し手の感情や気持ちを受け止める
・内容を他の人に話すと気分を害する人もいるのでみだりに他言しない

今回は時期的に「戦争」の話になってしまいましたが母江さんにとって戦時中はツライ思い出として残っておらず、結構色々と話してくれました。しかし高齢者にとって戦争は思い出したくない事かもしれないので、話を聞く際のキーワードとしては注意が必要だと思います。

記憶にございます

ばみり
この後ヒィヒィ言いながらはがしました。詳細は…大人なので控えます。

私は毎日お昼頃に母江さんの家に行くのですが、この事件(?)自体は昨夜の事なのか、当日午前中の事なのか、まったくわからない。でも母江さん珍しく覚えてましたね。
通常母江さんの記憶力は長くて数十分が限度です。買い物しようと準備しても、すぐに「どっか行くんだっけ?」と聞いてくるカンジ。そんな母江さんがなぜガムテープの存在の意味を覚えていたのかしら。

ガムテが貼られていた場所は丁度トイレの前。恐らくトイレの度にその前を通って
「ああ!そうそう!ゴキブリと戦ったんだわ」
と思い出していたのでしょう。ゴキブリという恐怖(危機)のインパクトと目につく場所の×印を何度も繰り返し思い出す事で、私が訪問するまで覚えていたのだと思います。

何はともあれ、一人で大物と戦ったのは立派だったなぁと感服しております。怖かったろうに…わかるよ…私も独り暮らしの時に彼らと対峙した恐怖は忘れられませんからねぇ…

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