高齢者のタグ記事一覧

認知症の進行を遅らせよう!介護を楽にする生活の工夫

認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

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高齢者のタグが付いた記事一覧。認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

2018-02-17 高齢者の心と身体
 義母子さんは昔の仕事柄、英単語がちょっと得意。エコノミークラス症候群とは? 飛行機内などで長時間同じ姿勢が続くと、血流の悪さから足などの血管に血栓ができてしまい、その血栓が肺の血管に飛んで肺塞栓を起こしてしまう事をいいます。エコノミークラス以外でも発症する為、注意喚起も含め「ロングフライト血栓症」「旅行者血栓症」などの名称を使う場合もあります。脳梗塞や心筋梗塞は結構おなじみの病名ですが、『肺...

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2018-02-10 高齢者の心と身体
救急車を呼ぶ基準とは? □呼びかけても反応がない。 □普通にしゃべれない。声が出せない。 □呼吸をしていない。息がない。 □脈がない。心臓が止まっている。 □水没している。沈んでいる。 □冷たくなっている。 □顔色、唇、耳の色が悪い。冷や汗をかいている。上記の症状がある場合は迷わずに119番へ電話して救急車を要請しましょう。本人は大丈夫と言うけれど…上記には当てはまらないけど家族としては心配な時や、それほ...

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2017-12-28 介護者の心と身体
排泄のケアでは様々な観察や気づきが重要ですが、今回は「家族の心構え」に焦点をあててみます。排泄の介護は負担が大きい介護の悩みの中でもトップは「排泄介護」です。「汚い」「臭い」「気持ち悪い」…誰でも排泄物に対してはあまり良いイメージはありませんよね。それに加え、「綺麗好きなあの母が…」「厳格なあの父が…」など、ご家族にとって精神的ダメージは大きく、なかなかすぐには受け入れられないものです。排泄に手助け...

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2017-09-26 認知症・生活の工夫
認知症になるとおっくうになり身だしなみは後回しに認知症になるとあらゆることに無気力、無関心になりがちです。ついおっくうに思い「今日はいいか、誰が困る訳でも、誰かが自分を見てる訳でもなし…」と徐々に身だしなみに気を使わなくなってしまいます。また、腕が上がらない、髪を梳かすと疲れてしまう、洗面所まで歩けない…という体の状態が原因の場合や、道具の場所がわからない、やる事自体を忘れてしまうなど様々な要因が重...

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2017-09-12 高齢者の心と身体
 思いやりのない言葉がポンと出る「今それ言う!?」デリカシーのない言葉をサラリと言われて絶句しましたwこういった言葉を真に受けてしまうと相手に対して「心配りのできない低人格な人」と感じ、付き合っていく事が非常に辛くなってしまいます。相手が知人なら距離を置けば良いのですが、家族となるとそうもいきませんね。脳が萎縮すると記憶力だけではなく理解力や判断力も低下認知症の代表的な症状に記憶力の低下が挙げ...

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高齢者がなりやすい「エコノミークラス症候群」

エコノミークラス症候群 
義母子さんは昔の仕事柄、英単語がちょっと得意。

エコノミークラス症候群とは?

肺塞栓 飛行機内などで長時間同じ姿勢が続くと、血流の悪さから足などの血管に血栓ができてしまい、その血栓が肺の血管に飛んで肺塞栓を起こしてしまう事をいいます。
エコノミークラス以外でも発症する為、注意喚起も含め「ロングフライト血栓症」「旅行者血栓症」などの名称を使う場合もあります。

脳梗塞や心筋梗塞は結構おなじみの病名ですが、『肺塞栓』はあまり聞いたことがないかもしれません。
脳や心臓と同じく、肺も血液循環が行われています。肺につながる血管に血の塊が詰まってしまうと肺がうまく機能しなくなり、呼吸困難、息苦しさ、胸の痛みを引き起こします

義母子さんの場合も肺から血液中に酸素を送り出すことが困難になって、呼吸をしているにもかかわらず体内に酸素が十分に行き渡らない状態になっていました。

日常に取り入れたい高齢者のエコノミークラス症候群予防

厚生労働省のサイトにある「エコノミークラス症候群になりやすい人」のトップに書かれているのが高齢者。
高齢者は血液の循環機能や筋力の低下に加え、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常等)を抱えている方が多く、エコノミークラス症候群になる危険性は高いと言われています。
また、体力や気力の衰えから日中座りっぱなしでテレビを見ている方も多いのではないでしょうか。

■血液をドロドロにしない
人間は汗や尿以外に呼吸や皮膚からも水分を放出しています。こまめな水分補給を行い、アルコールや喫煙はできるかぎり控えましょう。

■時々立ち上がる、ふくらはぎをマッサージする等、血の流れを良くする
分かってはいるもののなかなか実行に移せないのは高齢者だけではないハズw難しいようなら座ったままで足首を回したり、足の指をグーパーしたりでも効果はあります。姿勢を伸ばし、腹式呼吸をする事で血流が良くなる事もあるので、できそうな事から声をかけて一緒にやってみましょう。

■環境を整える
・かかとが地面につかないような座面の高い椅子はひざ裏が圧迫されて血流に影響がでてしまいます。よく使う椅子や車いすのサイズを合わせましょう。オットマンなどもいいですね。
・寝る時はすこしだけ足を上げられるようタオルを丸めたものやクッションを足元に置いたり、ベッドの足元をギャッジアップすると効果が得られます。ただし上げ過ぎると逆に圧迫される部分がでてくるので10cm~15cm程度で本人が不快に思わないぐらいに抑えましょう。
・衣類、特にベルトやウエスト部分を圧迫するゴムなどはできるだけ緩めにしましょう。

参考文献 厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」

救急車を呼ぶべき?それとも病院?迷ったら救急相談センターへ

救急車を呼ぶべきb

救急車を呼ぶ基準とは?

 □呼びかけても反応がない。
 □普通にしゃべれない。声が出せない。
 □呼吸をしていない。息がない。
 □脈がない。心臓が止まっている。
 □水没している。沈んでいる。
 □冷たくなっている。
 □顔色、唇、耳の色が悪い。冷や汗をかいている。
上記の症状がある場合は迷わずに119番へ電話して救急車を要請しましょう。

本人は大丈夫と言うけれど…

上記には当てはまらないけど家族としては心配な時や、それほどでもない?(例えば顔色は悪いけど本人は元気、さっきはろれつが回らなかったけど今は普通に話せてる…等)という場合もあります。特に高齢の方は「そんな大げさな!」といって救急車はおろか病院への受診すら拒みがち。本人の拒否がある場合は無理強いも難しいですよね。

救急相談センターへ相談

消防庁では急な病気やケガの相談を原則24時間年中無休で受け付ける『#7119救急安心センター事業』の全国展開を推進しています。
 #7119に電話すると医者や看護師、相談員が状況、症状の相談を受けて、緊急性がある場合はそのまま救急車の要請をしてくれます。
その他にも、その時間に受け入れ可能な近辺の医療機関を紹介してくれたり対処方法を教えてくれたりと、悩んだ時には大変力強い味方になると思います。あらかじめスマホに入れておいたり電話の側に番号を貼っておいたりするといざという時あわてずにすむかもしれません。
※ただし、#7119は全国的に使えるものではなく、各自治体が別の番号で運営している事がありますのでお住まいの地域での電話番号やサポート体制については調べておく必要があります。 

家族の促しには否定的でも看護師さんの言葉だと通院する気になるかも?

 話は戻りますが、具合が悪そうなのに本人が通院を拒否されている場合、看護師さんからの言葉を伝えるとあっさりいく気になってくれる事があります。「第3者からの声かけ」ってヤツですね。本人の性格と状況によりますが、試してみる価値はあるかもしれません。
 (当然ですがあくまで緊急時です。毎月の定期通院を拒否されている方の為にこの回線を使って看護師さんから通院を促してもらうのはルール違反。本当に必要な方の為にも緊急時のみの使用がベストですね)

緊急時に役立つ自治体作成の冊子を貰っておくと便利

このブログ記事を作成するにあたり役所に話を聞いた所、様々な情報を教えてくれました。

症状をYes・Noで答えていくだけで、救急車を呼ぶべきか、緊急に受診するべきか等教えてくれます。
また、Q助web版ならアプリをダウンロードしなくても使用する事ができるので一度試してみてはいかがでしょうか。

その他にも
・たばこ、洗剤、化粧品などの誤飲があった場合の中毒情報相談の電話番号
・医療品や化学製品に関する相談の薬物情報電話サービス
・夜間急病センターの一覧
・休日急患診療所の一覧
などが載っている地域情報冊子をいただいてきました。今は何でも検索できますが、とっさの時は紙媒体の方がわかりやすい事もありますから貰っておくと便利ですね。
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認知症の方の失禁に対する家族の心構え

高齢者の失禁
排泄のケアでは様々な観察や気づきが重要ですが、今回は「家族の心構え」に焦点をあててみます。

排泄の介護は負担が大きい

介護の悩みの中でもトップは「排泄介護」です。
「汚い」「臭い」「気持ち悪い」…誰でも排泄物に対してはあまり良いイメージはありませんよね。それに加え、「綺麗好きなあの母が…」「厳格なあの父が…」など、ご家族にとって精神的ダメージは大きく、なかなかすぐには受け入れられないものです。
排泄に手助けが必要な方に対してはトイレ内での介助、シャワーで下半身を洗う、オムツ交換…と拘束時間や労力、さらに金銭面等、ご家族の負担は相当なものです。

怒らない、叱らないが原則…わかっているけど…

負担が大きければ大きい程、失敗してしまった時のイライラや怒りは同じように大きくなってしまいます。怒らないようにしようと努力しているのに、当の本人は「私はやっていない」と見え透いた嘘をつく事も。まさに「火に油」ですよね。他の事は我慢できても排泄の失敗だけは我慢できない…という方も多いと思います。

本人を責めたり尊厳を傷つけるような事を言うと

認知症の方は記憶が薄い分、感情の世界で生きています。なぜ失禁したかも覚えていない中、失禁した事を責められたり注意されたり…時には家族の感情を読み取り「馬鹿にされている」と感じたり…。不快な感情は残像のように残って、失禁した時に汚れた下着をタンスに隠す、捨てる、トイレに流すなど問題行動に発展する恐れがあります。

悪いのは本人ではなく認知症

排泄に係わる介護では、つい認知症の方に対して辛くあたってしまいがちです。しかし悪いのは失禁の原因疾患や認知症です。本人と認知症を一緒のものとせず、分けて考えるようにしましょう。本人も思い通りにならず不安や焦りでとてもツライのです。ご家族は本人の味方となり、時に認知症と戦い、時にうまくつきあっていくというイメージで対応してみてはいかがでしょうか。
また、介護保険のサービスや本人に合った福祉用具、オムツやパッドなども検討してご家族だけで抱え込まないようにしましょう。

~補足~
失禁の原因は認知症だけではありません。高齢で動きが鈍い、トイレが遠い、内臓の問題、別の疾患がある、など様々です。服薬等で失禁が軽減する場合もありますのでかかりつけの先生に相談するとよいでしょう。

身だしなみを整えて規則正しい生活を目指そう

高齢者の身だしなみ


認知症になるとおっくうになり身だしなみは後回しに

認知症になるとあらゆることに無気力、無関心になりがちです。ついおっくうに思い
「今日はいいか、誰が困る訳でも、誰かが自分を見てる訳でもなし…」
と徐々に身だしなみに気を使わなくなってしまいます。
また、腕が上がらない、髪を梳かすと疲れてしまう、洗面所まで歩けない…という体の状態が原因の場合や、道具の場所がわからない、やる事自体を忘れてしまうなど様々な要因が重なって「後回し」から「やらない」に行きついてしまいます。

やらなくても命に別状は無い「整容」…でもメリットは沢山あります

ポジティブになって積極性が生まれる
身なりを整える事で無意識のうちに心地よい緊張感とポジティブな感情が生まれ積極的になる…とか教科書には書いてありますがw頭グッチャグチャだったのに綺麗に整ったら外出したくなります。もっと言えば
「明日からスーパーモデルの身体を貸してもらえる」
ってなったらどうでしょう。私だったら超ウッキウキで外出しますw
まぁこれは大げさですけど、でも身綺麗になったらちょっと嬉しいし積極性が出るのわかりますよね。

整容はオンオフの切り替えスイッチになりやすい
朝起きてぼんやりしたまま朝食を食べてテレビを見て…という生活の中ですとオンオフのスイッチを入れる機会があまりありません。
しかし髪を梳かしたり髭を剃ったりすると生き生きとしていた昔を思い出し、気持ちがシャンとして「よそ行きモード」にスイッチが入りやすくなります。
一日の流れにメリハリができれば、認知症の進行を遅らせる基本「規則正しい生活」に繋がり、健康面でも充実した日常を送ることができます。

身なりを整えたらキチンと褒める

おだてたりお世辞を言ったりするのではなく、良いところを見つけ心から「いいね!」と言葉に出して伝えると本人も自信を持ち、社交性が向上するなどの効果をもたらします。
ご家族が介護者の場合だとどうしても「照れ」が先に出てしまいなかなか褒められない方もいらっしゃるようですが(実際私もそうでした)認知症の方を介護する際「褒める」はとても重要なテクニックです。楽な介護につながるスキルですので「照れ」はできるだけ早めに吹っ飛ばして下さいw

注意点

・外出モードにスイッチが入った事で徘徊につながる可能性がある方は、時間帯や介護者の見守りができる状態かどうか注意が必要です。

・本人にやる気がない場合、無理にすすめたりせずに本人の得意な事だけやってもらい、苦手な動作は介護者が手を貸す程度で十分です。介護者側の理想を押し付けたり叱ったりするのはNG。関係が壊れてしまい、他の事にも拒否が出て介護がうまく回らなくなります。


最初はおっくうがるかもしれませんが、本人が身だしなみに対してポジティブなイメージを持てれば続けているうちに習慣化できるかもしれません。
母江さんの場合も最初は嫌がっていたのですが、一年経った今では朝食後に「整容ボックス」を置くだけで
「あらもうそんな時間?」
と手櫛で髪をいじるようになりました。髪を結って纏めるのは私がやりますが、その後は手を貸さなくても母江さん一人でお化粧をしてくれます。髪を結う事で次の一歩(お化粧)に進めたのだと思います。



デリカシーのない言動への対処方法

認知症 判断能力の低下 

思いやりのない言葉がポンと出る

「今それ言う!?」
デリカシーのない言葉をサラリと言われて絶句しましたw
こういった言葉を真に受けてしまうと相手に対して「心配りのできない低人格な人」と感じ、付き合っていく事が非常に辛くなってしまいます。相手が知人なら距離を置けば良いのですが、家族となるとそうもいきませんね。

脳が萎縮すると記憶力だけではなく理解力や判断力も低下

認知症の代表的な症状に記憶力の低下が挙げられますが、実は理解力や判断力、推理力なども低下している場合があります。
人間は何でもない会話の中で様々な脳の機能を使って言葉を理解し発言を選択していますから、脳の萎縮が始まった認知症の方や高齢者の方がデリカシーのない発言をしてしまうのは仕方のない事かもしれません。

感情的にならずに良い方向へ考えてみましょう

介護する側は感情的にならず冷静に受け流し、自然に別の会話へ切り替えて対応すると良いでしょう。また本人が本当に言いたかった事を良い方向に想像してみるのもひとつの方法です。
例えばマンガ内3コマ目、母江さんのセリフに対して私は…
・早く来て欲しいからって私の大事な猫をそんなモノみたいな言い方して!ヒドイ!
と思う事もできますが
・私の悲しみを軽くしようとして出た言葉かもしれない。慰めてくれているのかも…
と思う事もできます。
 かといってデリカシーのない言葉に対し反射的に感じてしまう不快感を押さえるのは容易ではありません。最初は形だけでもよいので相手の「良いところ」を探すクセをつけると介護がグンと楽になります。

穏やかな日常が認知症の進行を緩やかにしてくれる

小さなイライラも積み重なると巨大なストレスになってしまいます。言葉のすべてを真に受けず、自分の中でうまく消化し受け流せるようになるのもテクニックのひとつ。介護する側の捉え方を良い方向に変えれば会話も穏やかになり認知症の進行を遅らせる事に繋がります。

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