月別アーカイブ:2016年10月

2016年10月の記事一覧。認知症と糖尿病の介護生活を4コマで綴っております

2016-10-30 認知症・生活の工夫
食べ物が腐らない魔法の箱戦後の高度経済成長期ど真ん中を生きてきた高齢者の皆さん。テレビ・洗濯機・冷蔵庫…腰を抜かすほど便利な家電が登場しました。不便が当たり前だった生活と便利な生活の両方を知っている訳ですから家電に対する好感度は相当高いのではないかと思われます。好感度=信頼度とはかなり乱暴ですが、ウチの母江さんに関してはコレがドンピシャでして『冷蔵庫に入れておけば絶対大丈夫』と世の真理を知り尽くして...

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2016-10-13 認知症・生活の工夫
母江は自分の住所が言えず、一人で外に出ると自力で帰ってくることができません。今のところ徘徊のように目的もなく歩き回る事はないのですが「ちょっと散歩に…」とか「買い物に行かないと…」という気分の時があるので別居の私としてはとても心配。万が一の為に迷子札を持って欲しいもしも迷子になった際、本人が迷子の認識を持てるかどうか、そして本人が他人に聞く、もしくは助けを求めることができるかどうかというのはとても重...

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2016-10-08 はじめまして
はじめに当ブログにお越しいただきありがとうございます。コチラは独居で認知症&糖尿病の実母(母江さん)を別居の長女(介護福祉士)が介護する日常を4コマ漫画で綴るブログです。マンガはなるべく楽しく気楽に読めるようポジティブな表現を心がけています。『ほがらかに頑張り過ぎない、予防はちょっと頑張る介護』というコンセプトです。プラス、私達の暮らしの中で少しでもお役に立てる工夫や情報があればそれらも付け加えて...

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2016-10-02 はじめまして
なんとなく流されるままに生きている私です!どうぞヨロシク!...

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2016-10-01 はじめまして
 母江さんはギリ昭和二ケタ生まれで戦争も普通に体験しており、それなりに苦労もしてきたようです。しかし「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、彼女の大柱要素であるワガママ…エゴイスティック…自由奔放な性格はおじやんおばやんの英才教育によって幼児期にバッチリ形成されました。でも悪い事ばかりではなく楽観的でよく笑う明るい性格でもあるので、その点はおじやんおばやんに感謝しております。さて「スタートです...

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認知症と冷蔵庫

食べ物が腐らない魔法の箱

戦後の高度経済成長期ど真ん中を生きてきた高齢者の皆さん。
テレビ・洗濯機・冷蔵庫…腰を抜かすほど便利な家電が登場しました。不便が当たり前だった生活と便利な生活の両方を知っている訳ですから家電に対する好感度は相当高いのではないかと思われます。
好感度=信頼度
とはかなり乱暴ですが、ウチの母江さんに関してはコレがドンピシャでして
『冷蔵庫に入れておけば絶対大丈夫』
と世の真理を知り尽くしている体で言い放ちます。
当然私の脳裏に「腐敗」の文字が浮かぶ訳で、まぁその辺の話をすると
『オホホそりゃいつかは腐るわよー「しばらく大丈夫」って事よー』
OKその意見には私も賛成。
でも母江さんの「しばらく」には悠久なる時の流れを感じるのです…おお偉大なるナイル…。


認知症で独居の冷蔵庫

いちいち言い争いをしたくないが為に放置していた私もいけないのですが、日々ギュウギュウに詰まってゆく冷蔵庫がもう気の毒になってきて(ついでに食中毒も怖くって)恐る恐る母江さんに提案。
「少し片付けようか?」
「いいわよぉまだ食べられるわよぉもったいない」

あ、うん。私このやりとり知ってるwワイドショーとかの再現ドラマでやってる認知症特集のアレだ。知ってる知ってるーウフフー。とゴロンと横になっても何一つ解決しないのでちょっと考えます。
さて、どうしたものか。

ちなみにこの時点での冷蔵庫内。閲覧注意。
認知症 冷蔵庫1 
改めて見ても「ムム!やるなぁ母江」とアゴをさすりながら唸ってしまいます。とても一人暮らしの冷蔵庫とは思えません。

恐らく母江さんの目の高さ&手前に見えてるモノ以外はまさしく眼中に無く、奥には年代物のアンティーク食材が静かに眠っております。
認知症の方は「見て見ぬふり」をしているのではなく「見えていても一瞬で把握、理解できる量が少ない」のだと思います。


 強行作戦 冷蔵庫の電源を抜く 

何はともあれ、どうすれば争うことなく心穏やかに食中毒を防止できるか。
食品を一個づつ「どうする?捨てる?」ってやってたら日が暮れるどころか二人ともどんどん老い朽ち果てる一方なので、いっぺんに処分する方向で考えました。

結果『故障のふりをする』というデンジャーな作戦を決行することに。
バレたら信頼関係は壊滅(冷蔵庫問題は忘れても油断ならないヤツだという記憶は残る可能性がある)して、今後の介護に多大な影響が出る事必至。
自信が無い方にはおススメできません。イチかバチかです。

まず、母親とはいえ人を騙す事実と目的を自分にしっかり言い聞かせる
あくまで本人の食中毒予防の為
一週間ほど冷蔵庫のコトは放置して話題に出さない。冷凍庫に保冷材を入れておく。
決行日は生ゴミの日の前日に。時期は秋冬がおススメ
母江がトイレへ行ってる間に冷蔵庫のコンセントを抜き
ダミーのコンセントをさしておく(うっかり母江に見られてもいいように)
一時間後くらいに「飲み物ちょうだい」とか言いつつ冷蔵庫開ける
故障を母江に告げて修理依頼の電話(のふりをする)
「業者さんが「詰め過ぎが原因かも。冷蔵庫をカラにして一日様子を見て下さい」だって」と伝える

ここまでうまくいきました!さぁココからは母江の反応をみながらの作業。とにかく「私はアナタの味方です」というスタンスを崩さずに仕分けします。
「故障のせいで腐っちゃったモノは仕方がないから処分しようか」
と、あくまで腐ったのは母江さんのせいではなく「冷蔵庫の故障」のせいにします。
これは効き目アリ!母江さんもほとんどOKしてくれました。

大丈夫そうな食品は段ボールに保冷材を入れて一晩保存。段ボールには大きく「冷蔵庫・食品」と書いておけば母江さんも見れば納得してくれます。逆に捨てるモノはすぐ隠しました。

で、結果。
認知症 冷蔵庫 片づけ後 
キレイになりました!こんなチャンスないのでもうペッカペカに磨きましたよ。
棚はいちいち拭くより全部外して風呂場に持っていって洗いました。
クタクタです。旦那の晩ご飯はお弁当で決定です。

※実はこの作業、一日じゃ終わらず翌日に持ち越しになってしまいました。しかしその日の晩に母江さんの容態が急変してそのまま入院。だからこんなにキレイサッパリ処分できたのです。本人がいたら腐ったものを片付けるだけで精一杯でしたからネ…。


ゴミの分別が大変

食品のほぼ全てがタッパー、プラスチック包装、瓶、缶、お皿…必ず何かに入っているので分別に時間がかかりました。
ここで活躍してくれたのが小さなビニール袋。
ビニール袋に手を突っ込んで食品を鷲掴みにしてひっくり返してギュっと結んでポイします。正直おぞましい見た目になっている食品がわんさかあったので、「諸行無常!諸行無常!!」と脳内で叫びながらとにかく掴んで縛って捨てるという作業を繰り返しました。

母江さんの入院決定後は、本当に冷蔵庫内をカラにしなければならなくなったので速攻ゴミ回収業者にお願いしました。
あの時はもう病院に通ったり引っ越し先を探したりで心が粉々になっていたので金にものを言わせてお皿以外の冷蔵庫内全てをゴミ袋に突っ込んで持って行ってもらいました。
(ちなみに数件の業者さんに問い合わせたのですが、どこも「生ゴミは通常のゴミより高い」との事。45ℓ一袋3000円ナリ)

でもあの分別作業をしなくて済むなら安いもんです。もうちょっと高くてもお願いしてたかも…。


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プライドと迷子札

母江は自分の住所が言えず、一人で外に出ると自力で帰ってくることができません。
今のところ徘徊のように目的もなく歩き回る事はないのですが「ちょっと散歩に…」とか「買い物に行かないと…」という気分の時があるので別居の私としてはとても心配。

万が一の為に迷子札を持って欲しい

もしも迷子になった際、本人が迷子の認識を持てるかどうか、
そして本人が他人に聞く、もしくは助けを求めることができるかどうか
というのはとても重要な判断材料ですよね。

迷子の認識が持てないと、延々「どこだったかな?こっちだっけ?」と歩き続けてしまう恐れがあるし、他人に聞けない大人しい性格やプライドの高い人もひたすら目的地を探し続けてしまいます。
そういう方にはGPS機能のついた靴やキーホルダーは非常に有効かと思われます。

で、母江はどうかと言うと
「初対面の人に躊躇なく話かけて何でも聞いてさらに友達になる」
という恐ろしい程の社交性を持ち合わせており、現時点ではGPSよりも迷子札の方が有効と判断。
母江の住所と私の携帯番号をメモした紙を持たせる事にしました。

「子供じゃあるまいし、いらないわよそんなの」

笑顔でズバンと拒否。
おお母よ…住所言えないのにその自信はどこからやってくるのでしょう。まぁどっかから来ちゃうんだから仕方ない。こういう時ムキになると大抵相手もムキになって自分の意見を通そうとするので一歩引く。
でも本人は「多少物忘れはあるけどしっかりした大人」だと思ってるんだから「迷子になった時の為に住所持っておいて」と言われてもなかなか納得はできないよねぇ。
迷子って響きもさすがにプライド傷ついちゃうし。うーん…

あ、防災カードはどうだろう。アレなら大人も子供も関係ないし、本当にいざという時役に立つ。

作ってみました防災カード(という名の迷子札)

※クリックすると印刷用サイズが開くのでよろしければご利用下さい。

落としてしまうと個人情報ダダ漏れなので最低限の内容にしてみました。
「私も兄も、私の旦那もお義母さんもみんなカバンに付けて持ってるから母江さんも持っててね。もし大地震がきてもみんなで連絡が取りあえるからね」
と言ったらすんなりOK!やりました!

最初は財布の中にでも入れておいてもらおうかと思ったのですが、実際迷子になった時どんなに親切な人でも財布の中まで住所の手がかりを探してはくれないんじゃないかと思い、カバンを開いたらすぐに分かる場所に安全ピンでとめておくことにしました。

防災カードとりつけ 

裏面には糖尿病患者だという事とインシュリンの量、本人の気分が悪いようならぶどう糖を食べさせてほしい旨を記入。
吊り下げ名札(社員証とかを首にぶら下げるヤツ)に入れておくと破れないし、一緒にテレホンカードも入れられて便利です。

問題点は「別のカバンを持って行くかもしれない」

出ました!たとえGPSを付けようが迷子札を付けようが
「それを持って行かないと意味が無い」
というヤツです。靴にGPSもかなり素敵なんですがやっぱりその靴をはいてくれないとねぇ…

でも取りあえずお金もかからないし、念のため財布の中に一枚と、本人お気に入りのカバン2個につけました。
災害でも迷子でも、これを使うような事が無いよう願いつつ。
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認知症とブログについて

はじめに

当ブログにお越しいただきありがとうございます。コチラは独居で認知症&糖尿病の実母(母江さん)を別居の長女(介護福祉士)が介護する日常を4コマ漫画で綴るブログです。

マンガはなるべく楽しく気楽に読めるようポジティブな表現を心がけています。

『ほがらかに頑張り過ぎない、予防はちょっと頑張る介護』

というコンセプトです。

プラス、私達の暮らしの中で少しでもお役に立てる工夫や情報があればそれらも付け加えていこうと思います。私もそういった情報を集める事で新しい気づきや自分の介護に役立てられるのではと、日々勉強させてもらっています。



介護保険・医療・認知症のあらゆる情報について

きちんと調べてできるだけ正確な情報を出していこうと考えておりますが、法律の改正や各市町村ごとの違い、時間経過による情報の変化など様々な要因で正しくない情報が残ってしまうかもしれません。単純に私の勉強不足というのもあるかと思います。鵜呑みにせず、あくまでちょっとした参考ぐらいにとどめていただければ幸いです。



プライバシーについて

母江さんへはこのブログの事について何度か話しているのですが認知症と高齢の為、完全に理解してはおらず、この状態で「本人の了承を得ている」とはとても言えません。
したがってこのブログに出てくる人物や周囲の環境はプライバシー保護の為、多少のフィクションも交えて描かれています。特に母江さんに関しましてはあいまいな表現があるかと思われますがご了承下さい。


もしもこのブログが「介護者の皆様の息抜き」になったら素敵だなぁと思っております。色々至らぬ点もあるかと思いますが時々覗いていただけたら嬉しいです。どぞヨロシクです!
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ワタクシの紹介

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なんとなく流されるままに生きている私です!どうぞヨロシク!
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母江さんの紹介

母江さん紹介 

母江さんはギリ昭和二ケタ生まれで戦争も普通に体験しており、それなりに苦労もしてきたようです。しかし「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、彼女の大柱要素であるワガママエゴイスティック…自由奔放な性格はおじやんおばやんの英才教育によって幼児期にバッチリ形成されました。でも悪い事ばかりではなく楽観的でよく笑う明るい性格でもあるので、その点はおじやんおばやんに感謝しております。

さて「スタートです!」って軽く言っちゃってますが、一応介護職に従事していた私としては相当ショックでした。糖尿病については、私がもっと注意していれば防げたのではないかと現在も後悔しております。ごめんよ母江さん…
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