2017年12月の記事一覧

認知症の進行を遅らせよう!介護を楽にする生活の工夫

認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

月別アーカイブ:2017年12月

2017年12月の記事一覧。認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

2017-12-28 介護者の心と身体
排泄のケアでは様々な観察や気づきが重要ですが、今回は「家族の心構え」に焦点をあててみます。排泄の介護は負担が大きい介護の悩みの中でもトップは「排泄介護」です。「汚い」「臭い」「気持ち悪い」…誰でも排泄物に対してはあまり良いイメージはありませんよね。それに加え、「綺麗好きなあの母が…」「厳格なあの父が…」など、ご家族にとって精神的ダメージは大きく、なかなかすぐには受け入れられないものです。排泄に手助け...

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2017-12-25 認知症・生活の工夫
 「何となく最近トイレの回数が増えた気がするんです」と「先月は3時間に1回だったのが今月は2回行くようになって、間に合わないのか失敗も増えました」後者の場合だとトイレの回数が単純計算でもひと月で倍に増えている事がすぐに伝わります。医療的にこの例が何の疾患かは置いておくとして、前者と後者ではお医者さんが受ける印象は違ってくると思います。同じようにケアマネさんや訪看さん、デイの職員さんに伝える際も...

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2017-12-09 認知症・生活の工夫
 外出先では歩行の遅い母江さんを待たせて、パパッと用事を済ませる事がよくあるのですが… 待っててもらう周囲をよく見ておかないと寒い思いをさせてしまったり、本人が耐えられなくなって一人で場所移動してしまったり…と結構キケンな事態になってしまう恐れがあります。 周囲に本人が嫌な事がないか確認 暑さ寒さもそうですが、母江さんの場合、子供の奇声(?)がものすごく苦手。一発でその場を離れてしまいますから近く...

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2017-12-04 認知症・生活の工夫
 母江さん「コレに座ってテレビ見たい」との事。ぐうたら願望が強すぎる。実際に使用できる「福祉機器常設展示場」『福祉機器の常設展示場』は福祉展示イベントとは違い、期間を設けず常に福祉機器を展示している場所です。介護保険を使ってレンタルや購入ができるいわゆる「福祉用具」はもちろん、それ以外の「介護用品」などの様々な福祉機器が展示されています。展示場では、用具を実際に使って感触を確認できます。ブレー...

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認知症の方の失禁に対する家族の心構え

高齢者の失禁
排泄のケアでは様々な観察や気づきが重要ですが、今回は「家族の心構え」に焦点をあててみます。

排泄の介護は負担が大きい

介護の悩みの中でもトップは「排泄介護」です。
「汚い」「臭い」「気持ち悪い」…誰でも排泄物に対してはあまり良いイメージはありませんよね。それに加え、「綺麗好きなあの母が…」「厳格なあの父が…」など、ご家族にとって精神的ダメージは大きく、なかなかすぐには受け入れられないものです。
排泄に手助けが必要な方に対してはトイレ内での介助、シャワーで下半身を洗う、オムツ交換…と拘束時間や労力、さらに金銭面等、ご家族の負担は相当なものです。

怒らない、叱らないが原則…わかっているけど…

負担が大きければ大きい程、失敗してしまった時のイライラや怒りは同じように大きくなってしまいます。怒らないようにしようと努力しているのに、当の本人は「私はやっていない」と見え透いた嘘をつく事も。まさに「火に油」ですよね。他の事は我慢できても排泄の失敗だけは我慢できない…という方も多いと思います。

本人を責めたり尊厳を傷つけるような事を言うと

認知症の方は記憶が薄い分、感情の世界で生きています。なぜ失禁したかも覚えていない中、失禁した事を責められたり注意されたり…時には家族の感情を読み取り「馬鹿にされている」と感じたり…。不快な感情は残像のように残って、失禁した時に汚れた下着をタンスに隠す、捨てる、トイレに流すなど問題行動に発展する恐れがあります。

悪いのは本人ではなく認知症

排泄に係わる介護では、つい認知症の方に対して辛くあたってしまいがちです。しかし悪いのは失禁の原因疾患や認知症です。本人と認知症を一緒のものとせず、分けて考えるようにしましょう。本人も思い通りにならず不安や焦りでとてもツライのです。ご家族は本人の味方となり、時に認知症と戦い、時にうまくつきあっていくというイメージで対応してみてはいかがでしょうか。
また、介護保険のサービスや本人に合った福祉用具、オムツやパッドなども検討してご家族だけで抱え込まないようにしましょう。

~補足~
失禁の原因は認知症だけではありません。高齢で動きが鈍い、トイレが遠い、内臓の問題、別の疾患がある、など様々です。服薬等で失禁が軽減する場合もありますのでかかりつけの先生に相談するとよいでしょう。

お医者さんに状況を伝える時は感覚ではなく具体的に

診察メモ 

「何となく最近トイレの回数が増えた気がするんです」
「先月は3時間に1回だったのが今月は2回行くようになって、間に合わないのか失敗も増えました」

後者の場合だとトイレの回数が単純計算でもひと月で倍に増えている事がすぐに伝わります。
医療的にこの例が何の疾患かは置いておくとして、前者と後者ではお医者さんが受ける印象は違ってくると思います。

同じようにケアマネさんや訪看さん、デイの職員さんに伝える際も
「何となく◯◯だと思う」
だけでなく、そう感じた理由と具体的な事例を話すとジャストなアドバイスが貰えるかもしれません。
私もなるべく「伝える」よりも「伝わる」を目標に話すように気をつけています。

聞きたい事は前もってメモしておこう

診察時は先生の話を聞く事に必死で自分達の伝えたいことが言えずに終わってしまう場合もあります。前もって聞きたい事伝えたい事を整理して準備をしておきましょう。
 ・いつ
 ・どんな時に
 ・どんな症状が
これだけでもメモしておくとスムーズに話が運びます。また、メモにスペースを空けておき、そこに先生からの回答を書いておきましょう。後で本人に見せると安心につながる事があります。 
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『ちょっと待っててね』の時に注意する事

ちょっと待ってて 

外出先では歩行の遅い母江さんを待たせて、パパッと用事を済ませる事がよくあるのですが…
待っててもらう周囲をよく見ておかないと寒い思いをさせてしまったり、本人が耐えられなくなって一人で場所移動してしまったり…と結構キケンな事態になってしまう恐れがあります。


周囲に本人が嫌な事がないか確認

暑さ寒さもそうですが、母江さんの場合、子供の奇声(?)がものすごく苦手。一発でその場を離れてしまいますから近くに遊戯場やゲームなどがない場所がベスト。
きっと介護されてる皆さんそれぞれ
「ウチのおばあちゃんは◯◯が苦手なのよね」
と、何かしら思いつくのではないかしら。

気温、騒音、ニオイ、人通りの多さ、見通しの良さ…
こだわりが強すぎるのも認知症の特徴ですものね。外出先だと100%避けるのは難しいですができるだけ安全安心な場所を見つけておきたいなぁと思いました。


ヒートショックとは

暖かい環境から急に寒い環境になると血管やら心臓やらがビックリして心筋梗塞や脳梗塞、失神などの状態に陥る事。入浴の際に起こりやすい事で有名です。

暖房のきいた部屋→寒い脱衣所→暖かい湯船につかる…

血圧が上下しまくってヒートショックを起こすという訳です。

「うわっ寒いッ!」

っていう状況には要注意ですね。特に冬場の入浴時、高齢者のヒートショック発生率はとても高いそうです。

 

母江さんもそうだけど、私もそろそろいい歳なので気を付けないとなぁ。

介護用品を買う前に「お試し」してみました

福祉機器展示 

母江さん「コレに座ってテレビ見たい」

との事。ぐうたら願望が強すぎる。


実際に使用できる「福祉機器常設展示場」

『福祉機器の常設展示場』は福祉展示イベントとは違い、期間を設けず常に福祉機器を展示している場所です。介護保険を使ってレンタルや購入ができるいわゆる「福祉用具」はもちろん、それ以外の「介護用品」などの様々な福祉機器が展示されています。

展示場では、用具を実際に使って感触を確認できます。ブレーキの握りや折りたたむ時の動作、肌触り…等々。

購入前にお試しできる場所があるのはありがたいなぁと思いました。介護用品は高価なものが多いですから、購入してから「使えなかった」はできるだけ避けたいものです。


欲しい用具が置いてあるか事前に問い合わせて

当然ですが日本中の福祉機器が全て展示されているわけではないので、ターゲットの用具やそれに近い用具が何種類ぐらい置いてあるか事前に確認する必要があります。福祉機器の専門家から説明を聞く事もできますので、その際も専門家がいる時間帯などを聞いておくと良いでしょう。


一般財団法人保健福祉広報協会が運営する福祉機器の常設展示場は全国各地にあります。包括支援センターに相談すると場所や使用方法など詳しい説明が受けられます。お住まいの近くに展示場があるようでしたら利用してみてはいかがでしょうか。フラッと立ち寄るだけでも「へぇこんなのがあるんだ」と介護のヒントになる発見があるかもしれません。

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