2018年04月の記事一覧

認知症の進行を遅らせよう!介護を楽にする生活の工夫

認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

月別アーカイブ:2018年04月

2018年04月の記事一覧。認知症初期の母江さんを4コマ漫画で紹介。そのエピソードから認知症の知識や対応、進行を遅らせる生活の工夫など、介護の実践をまじえながらお伝えしたいと思っております。認知症の方とそのご家族の充実した日常に繋がりますように!

2018-04-27 認知症・生活の工夫
なんでそんなに好戦的なのかw多くの手順を踏む料理旬の野菜から献立、レシピ、買い物、洗って切って煮る焼く蒸す…これを認知症の方がこなすのはかなり難しい。もともと料理が好きだった母江さん。 現在は全然調理しなくなってしまいました。 作ってる最中に何を作ってるのか、どこまでやったのかがわからなくなってしまうので、本人も楽しくないみたいです。手順さえサポートすればできちゃいますでも、あとは切るだけ、削...

記事を読む

2018-04-22 認知症・生活の工夫
 いつかおばさんの幸せな思い出を引っ張り出せると良いのですが同じ話ばかりになってしまうのはナゼ?記憶が抜けてしまうのだから、以前話した事自体を忘れてしまい、同じ話ばかりになるのは当然なのですが…ちょっと母江さんの頭の中を想像してみました。『覚えているのは昔の事ばかり。ぼんやり頭の中に浮かんでくるのは数十個ほどのエピソード』認知症になると大抵の場合、最近の記憶は無く昔の事をよく覚えています。私だ...

記事を読む

2018-04-13 認知症・生活の工夫
 母江さんは自分の住所が言えず、一人で外に出ると自力で帰ってくることができません。「ちょっと散歩に…」とか「買い物に行かないと…」という気分の時があるので別居の娘としてはとても心配。万が一の為に迷子札を持って欲しいもしも迷子になった際、本人が迷子の認識を持てるかどうか、そして本人が他人に聞く、もしくは助けを求めることができるかどうかというのはとても重要な判断材料ですよね。迷子の認識が持てないと、...

記事を読む

2018-04-10 介護者の心と身体
認知症の方への対応、頭では分かっているのに…母江さんと話す時、私はいつも気持ちの切り替えを行っています。一般常識の世界に生きている自分のままだと母江さんからの理不尽ともいえる文句や愚痴、時として暴言などに真っ正面から反応してしまって、私自身が莫大なストレスを抱える事になります。それだけならまだしも、私が上手く返答できないと母江さんが不安になり今後の介護がスムーズに行えなくなる可能性も出てきてしまい...

記事を読む

一緒に料理をして食べる事の効果

認知症と料理

なんでそんなに好戦的なのかw

多くの手順を踏む料理

旬の野菜から献立、レシピ、買い物、洗って切って煮る焼く蒸す…これを認知症の方がこなすのはかなり難しい。
もともと料理が好きだった母江さん。 現在は全然調理しなくなってしまいました。 作ってる最中に何を作ってるのか、どこまでやったのかがわからなくなってしまうので、本人も楽しくないみたいです。

手順さえサポートすればできちゃいます

でも、あとは切るだけ、削るだけ、味付けするだけ、という状態にセッティングすると 「しょうがないわねぇ」 と手伝ってくれます。 
正直「脳にいいから」という理由もあるんですが、 私が楽だから…ってのがデカい。 横でサポートすればチャッチャとやってくれて助かる。 だからメッチャ褒めて感謝します。

 私「さすがだねぇー私そんなに細く切らないよ」
 母「だって細くないと噛むの大変だから」 

そうそう、作った先に食べるというお楽しみが待ってるのも料理の良いところ。

きんぴら 
きんぴらを切る母江さん。面倒がる時はテーブルで調理。
ホントは足腰の為にも立ってやってほしいのですが、まぁ何でも楽しくないとね。

思い出話のくりかえしに辟易した時の対処法

認知症の同じ話b 
いつかおばさんの幸せな思い出を引っ張り出せると良いのですが

同じ話ばかりになってしまうのはナゼ?

記憶が抜けてしまうのだから、以前話した事自体を忘れてしまい、同じ話ばかりになるのは当然なのですが…ちょっと母江さんの頭の中を想像してみました。

『覚えているのは昔の事ばかり。
ぼんやり頭の中に浮かんでくるのは数十個ほどのエピソード』

認知症になると大抵の場合、最近の記憶は無く昔の事をよく覚えています。私だって最近の記憶が飛んじゃって、小さい頃のエピソードしか頭になかったら話す事なんていつも同じになると思うんですよね。

ストーリーの中から別の記憶を開く

とはいうものの、毎回毎回同じ話を聞くのはキビシイのです。
特に私側に余裕がない時。(体調不良とか時間が無いとか)

そんな時はストーリーの中の
・人物(どんな人?当時いくつくらい?今何してるの?)
・環境(どこに住んでたの?周囲には何があったの?)
・モノ(今も持ってるの?大きさは?)
等々…あくまで自然に質問します。
そこから別の記憶が開いたり他のエピソードにつなげられる事があるので、本人の記憶に幅が生じ良い方向に転がる場合があります。
(※マンガみたいに悲しい扉を開けちゃうコトもありますがw

基本は聞く姿勢で

悲しい思い出は気分が暗くなってしまうので、上記のように別の話題へそらす事が多いのですが、私に心の余裕がある時はできるだけ最後まで聞くようにしています。
話をそらされたり遮られたりするのってやっぱりちょっと消化不良な気持ちにさせてしまいそうで…。
「聞き上手の練習」と思って返答の工夫をするなどゲーム感覚な時もあります。
あまりツライようならちょっと離れてトイレに行き、まるっきり別の話題を引っ提げて戻ったりしています。
 タグ

プライドと迷子札

迷子 
母江さんは自分の住所が言えず、一人で外に出ると自力で帰ってくることができません。
「ちょっと散歩に…」とか「買い物に行かないと…」という気分の時があるので別居の娘としてはとても心配。

万が一の為に迷子札を持って欲しい

もしも迷子になった際、本人が迷子の認識を持てるかどうか、
そして本人が他人に聞く、もしくは助けを求めることができるかどうか
というのはとても重要な判断材料ですよね。

迷子の認識が持てないと、延々「どこだったかな?こっちだっけ?」と歩き続けてしまう恐れがあるし、他人に聞けない大人しい性格やプライドの高い人もひたすら目的地を探し続けてしまいます。
そういう方にはGPS機能のついた靴やキーホルダーは非常に有効かと思われます。

で、母江さんはどうかと言うと
「初対面の人に躊躇なく話かけて何でも聞いてさらに友達になる」
という社交性のオバケなのでw、現時点ではGPSよりも迷子札の方が有効と判断。
母江さんの住所と私の携帯番号をメモした紙を持たせる事にしました。

「子供じゃあるまいし、いらないわよそんなの」

笑顔でズバンと拒否。
おお母よ…住所言えないのにその自信はどこからやってくるのでしょう。まぁどっかから来ちゃうんだから仕方ない。こういう時ムキになると大抵相手もムキになって自分の意見を通そうとするので一歩引く。
でも本人は「多少物忘れはあるけどしっかりした大人」だと思ってるんだから「迷子になった時の為に住所持っておいて」と言われてもなかなか納得はできないよねぇ。
迷子って響きもさすがにプライド傷ついちゃうし。うーん…

あ、防災カードはどうだろう。アレなら大人も子供も関係ないし、本当にいざという時役に立つ。

作ってみました防災カード(という名の迷子札)

※クリックすると印刷用サイズが開くのでよろしければご利用下さい。

落としてしまうと個人情報ダダ漏れなので最低限の内容にしてみました。
「私も兄も、私の旦那もお義母さんもみんなカバンに付けて持ってるから母江さんも持っててね。もし大地震がきてもみんなで連絡が取りあえるからね」
と言ったらすんなりOK!やりました!

最初は財布の中にでも入れておいてもらおうかと思ったのですが、実際迷子になった時どんなに親切な人でも財布の中まで住所の手がかりを探してはくれないんじゃないかと思い、カバンを開いたらすぐに分かる場所に安全ピンでとめておくことにしました。

防災カードとりつけ 

裏面には糖尿病患者だという事とインシュリンの量、本人の気分が悪いようならぶどう糖を食べさせてほしい旨を記入。
吊り下げ名札(社員証とかを首にぶら下げるヤツ)に入れておくと破れないし、一緒にテレホンカードも入れられて便利です。

問題点は「別のカバンを持って行くかもしれない」

出ました!たとえGPSを付けようが迷子札を付けようが
「それを持って行かないと意味が無い」
というヤツです。靴にGPSもかなり素敵なんですがやっぱりその靴をはいてくれないとねぇ…

でも取りあえずお金もかからないし、念のため財布の中に一枚と、本人お気に入りのカバン2個につけました。
災害でも迷子でも、これを使うような事が無いよう願いつつ…

「認知症の世界」と「一般常識の世界」の間にいる家族の思い

認知症否定しないb

認知症の方への対応、頭では分かっているのに…

母江さんと話す時、私はいつも気持ちの切り替えを行っています。
一般常識の世界に生きている自分のままだと母江さんからの理不尽ともいえる文句や愚痴、時として暴言などに真っ正面から反応してしまって、私自身が莫大なストレスを抱える事になります。
それだけならまだしも、私が上手く返答できないと母江さんが不安になり今後の介護がスムーズに行えなくなる可能性も出てきてしまいます。

「何もしない家族」だなんて思われたくない

しかし「気持ちの切り替え」がうまくできない時もあります。
今回は、マンガでもわかるように、主治医に対する私自身のプライドと見栄が優ってしまいましたw

・毎日散歩して本人が楽しめるよう頑張っているのに…褒められなくともせめて「何もしない家族」だなんて思われたくない

文字にすると何ともどうでもいい事のように思えてしまいますw
しかし家族介護者は時間と労力と精神を費やして、賃金がいただける訳もなくただただ黙々と介護を行うばかりです。せめて、せめてそんなふうに思われたくないって考えてしまうんですよね。
 認知症家族の困惑

二つの世界の間で瞬時に正解は出せない

会話は反射に近いものがありますから一瞬でベストな対応なんて思いつかないのが普通ではないかしら?と思うようにしました。
なのでうまく対応できなくても必要以上に落ち込まず
「どう言えば良かったのかなー」
とボンヤリ考える程度にとどめるようと。
あまりションボリしてるとそれはまたストレスになってしまうのでw
せめて次回はベストでなくとも自分が考えられるベターな対応ができるように…
Copyright © 認知症の進行を遅らせよう!介護を楽にする生活の工夫 All Rights Reserved.

テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます