安楽な姿勢


同じ姿勢で長時間過ごす高齢者

前回、お義母さんが「エコノミークラス症候群」で入院した話をしましたが、同時に心配になってきたのが母江さんの「突っ伏し寝」です。母江さんに限らず、高齢になると日中はテレビを見ながらウトウト…とされている方、多いのではないでしょうか。
お昼寝は短時間なら疲れも取れるしリフレッシュできるけど…あまり何時間も同じ姿勢では血行も姿勢も悪くなってしまうのでは?と心配になってしまいますよね。

理由→記憶→行動…「習慣化」は難しい

「あまり長くお昼寝すると血行に良くないからなるべく短めにね、体操もしてね」
と説明しても認知症の方にとっては抽象的なので理解が難しいし、憶えられません。
こういった向上意識が必要な習慣は認知症の方にとって大変難しいものです。
介護をする側もいちいち注意するのは面倒だし、実行してくれないとストレスがたまってしまいます。

血管の圧迫を減らし安楽な姿勢でお昼寝

本人が忘れてしまうなら物理的に姿勢よく過ごしてもらうというのはどうかな?と考えてみました。やはり背中が少しでも伸びるように卓上に小さなクッションと、膝下の血行が悪くなりやすいので机下にオットマン的なものを置いてみました
血管を圧迫しない姿勢 
小さいクッションを置いたら本人が自ら率先して使ってくれています。おそらく気持ちいいし体も楽なのでしょうね。

いきなり購入せずに「お試し」を

ネットで「お昼寝グッズ」を検索するとさまざまな商品がたくさんでてきます。
当然ですが良いモノはそれなりに張るお値段。介護者がお金と時間をかけて吟味して、せっかく買ったのに本人が使ってくれない!となると本当にガッカリしてしまいますよね。

まずは家の中にあるモノで気軽に試してみましょう
バスタオルを巻いて輪ゴムで止めたものを枕の代わりに。100均の小さな踏み台でオットマンに。座布団を二枚重ねてもちょっと楽に思える場合があります。
(オットマンの代用品はあまり低すぎると本人の視界に入らず、転倒の恐れがあるので目立つ色のタオルを巻くなどの注意が必要です)

安価なモノなら「良かったら使ってみてよ」と気軽に勧められるし、本人から「いらない」と突っぱねられても介護者のストレスは少なそう。
同時にいらない理由「これじゃ低い、高い」「なんかムレる」「かかとが痛い」などの訴えが聞けるので、代案のヒントの為にもお試しは大事だと思います。

※夜眠れなくなりそうなら「お昼寝を減らす」以外にも、運動やお散歩する時間を増やすという方法もあります。ヘルパーさんや訪看さんなら一緒に体操したり散歩に付き添ってくれますからケアマネさんに相談してみてはいかがでしょうか。

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