私は毎日午前11時くらいに母江さん宅を訪問します。

「ピンポーン」

寝てた痕跡 

「やっだー寝てないわよぉーオホホホホ」

どうやら一瞬でお昼寝の事実をお忘れのご様子。
しかし!
脳は忘れても、体(ほっぺた)は覚えているのだよ明智君!
(母江さんはお昼寝する時、机にタオルを敷いて突っ伏して寝るので顔にタオル地が刻み込まれます。)


高齢者のお昼寝

ジャーナル オブ スリープ リサーチ誌(2015.6.21)によると、昼寝をする習慣のある高齢者は83%にも及ぶそうです。母江さんだけを見ていても、日中やらなければならない事が何もなくずっとテレビばかり見ていればそりゃ眠くなるってもんです。とくにお腹いっぱいの午後なんてウトウト最高ヒャッハーですよ。

「昼寝すると夜眠れない」
という金言があるように、高齢者のお昼寝はあまり推奨されていません。しかし近年では「30分以内のお昼寝なら認知症の予防になる」という説がありますね。脳の疲労回復に丁度イイ時間なのだとか。逆に30分以上長時間昼寝してしまうと老化の進行や認知症になってしまう確率がグンと上ります。(私も3時間昼寝とか余裕でやらかすのでちょっぴりメランコリー)


ベストなお昼寝方法

ではどんな風にお昼寝をしたら良いのでしょうか。以下にまとめてみました。

・朝起きたら太陽光を浴びて体をしっかり目覚めさせる
太陽の光を浴びるとメラトニン(睡眠誘発物質)の分泌が抑えられ、体内時計を正常に戻すことができます。

・朝昼晩、毎日決まった時間に食事を摂る
食事は日中生活リズムのアクセント。規則正しい生活は良い睡眠の基本になります。

・午後1時から3時の間で毎日決まった時間に30分昼寝する
人間が眠くなるピークは夜中の2時前後と昼間の2時前後。食後ですとなおの事眠りやすくなります。眠くなければ目をつむるだけでも脳の疲労回復になります。

・昼寝から起きる時はゆっくりと
急激な血圧の変動を避けるため急に立ち上がったりせずゆっくり深呼吸しましょう。お天気が良ければ窓辺で午後の日を浴びると身体が覚醒します。


上記を書きながら、母江さんにこんな規則正しい生活ができるわなかろう…と思っていたのですが、人間の身体は案外「そういうふうにできている」から、もしかして私が思うほど難しくないかもしれません。認知症だから、高齢者だから、という先入観で挑戦しないのはもったいない。30分昼寝に限らず規則正しい生活は是非実行したいところ。母江さんはモチロン、介護者の私も…

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