認知症か性格か 


「ソレは忘れるのにコレは覚えてるんだ…」

認知症の方の介護をしていると「都合の良いことばかり覚えてる…」と絶句しちゃうことってありますよね。特に初期の認知症だと時間帯や体調によってシッカリしている場合とそうでない場合があるので混乱してしまいがち。
ついつい「認知症じゃなくて性格悪いだけじゃないの!?」と感じ、本人に対して人格的に尊敬、尊重しづらくなり、関わる事自体が苦痛になってしまいます。

性格の良し悪しを考えるより『認知症の症状』と割り切る

どんなに偉いお医者さんだって
「今のは性格の悪さからでた言動ですね」
なんて言い切ることはできないでしょう。さらに言えば「認知症か性格か」を判断することにあまり意味はないのでは…と思います。どう判断してもそれが100%正しいとは言いきれません。
周囲が混乱するような言動に対しては「認知症の症状」と割り切り、その言動に合った対応をすることがコツであり楽な介護の近道です。

認知症の特徴を把握すれば『寄り添った対応』ができる

認知症の特徴
・記憶障害(ひどい物忘れ、最近の事は忘れてしまうため過去に生きている)
・身近な介護者に対して症状が強く出る(嫁が財布を盗った等)
・自分に不利益な事は一切認めない
・正常な部分と認知症の部分が混同している
・感情は残る(散歩は忘れても楽しかった事は何となく覚えておりご機嫌…等)
・一つの事にこだわり続ける

ざっと簡単に挙げた上記の特徴だけでも、当てはまる認知症の方、沢山いらっしゃいますよね。
私の漫画の場合でも
・記憶障害(服薬を忘れる、薬を飲んでいなかった昔に生きている)
・正常な部分と認知症の部分が混同している
・一つの事にこだわり続ける(豆菓子を食べる事にこだわる)
という複合ワザだと考えられます。

この基本的な特徴を介護者が把握、理解することで認知症の方が住む世界に寄り添い、否定せず穏やかに対応できるようになります。また、すぐには上手く対応できなくても、介護のイライラや混乱が軽減したり気持ちに余裕が生まれやすくなります。

詳しくは
にて書かれています。

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