エコノミークラス症候群 
義母子さんは昔の仕事柄、英単語がちょっと得意。

エコノミークラス症候群とは?

肺塞栓 飛行機内などで長時間同じ姿勢が続くと、血流の悪さから足などの血管に血栓ができてしまい、その血栓が肺の血管に飛んで肺塞栓を起こしてしまう事をいいます。
エコノミークラス以外でも発症する為、注意喚起も含め「ロングフライト血栓症」「旅行者血栓症」などの名称を使う場合もあります。

脳梗塞や心筋梗塞は結構おなじみの病名ですが、『肺塞栓』はあまり聞いたことがないかもしれません。
脳や心臓と同じく、肺も血液循環が行われています。肺につながる血管に血の塊が詰まってしまうと肺がうまく機能しなくなり、呼吸困難、息苦しさ、胸の痛みを引き起こします

義母子さんの場合も肺から血液中に酸素を送り出すことが困難になって、呼吸をしているにもかかわらず体内に酸素が十分に行き渡らない状態になっていました。

日常に取り入れたい高齢者のエコノミークラス症候群予防

厚生労働省のサイトにある「エコノミークラス症候群になりやすい人」のトップに書かれているのが高齢者。
高齢者は血液の循環機能や筋力の低下に加え、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常等)を抱えている方が多く、エコノミークラス症候群になる危険性は高いと言われています。
また、体力や気力の衰えから日中座りっぱなしでテレビを見ている方も多いのではないでしょうか。

■血液をドロドロにしない
人間は汗や尿以外に呼吸や皮膚からも水分を放出しています。こまめな水分補給を行い、アルコールや喫煙はできるかぎり控えましょう。

■時々立ち上がる、ふくらはぎをマッサージする等、血の流れを良くする
分かってはいるもののなかなか実行に移せないのは高齢者だけではないハズw難しいようなら座ったままで足首を回したり、足の指をグーパーしたりでも効果はあります。姿勢を伸ばし、腹式呼吸をする事で血流が良くなる事もあるので、できそうな事から声をかけて一緒にやってみましょう。

■環境を整える
・かかとが地面につかないような座面の高い椅子はひざ裏が圧迫されて血流に影響がでてしまいます。よく使う椅子や車いすのサイズを合わせましょう。オットマンなどもいいですね。
・寝る時はすこしだけ足を上げられるようタオルを丸めたものやクッションを足元に置いたり、ベッドの足元をギャッジアップすると効果が得られます。ただし上げ過ぎると逆に圧迫される部分がでてくるので10cm~15cm程度で本人が不快に思わないぐらいに抑えましょう。
・衣類、特にベルトやウエスト部分を圧迫するゴムなどはできるだけ緩めにしましょう。

参考文献 厚生労働省「エコノミークラス症候群の予防のために」