我が家の観葉植物は背丈がミドルサイズ。もう少し高さが欲しいと思ったので、フラワースタンドを作ることにしました。
ネット上で作り方を調べてみると、「フラワースタンドの作り方」を紹介しているサイトが結構多かったのですが、ほとんどがビスを使った組み立て方でした。
ビスを使うと単純な組み方になってしまい、どうしても「DIY感」が出てしまいます。
なるべくシンプルで洗練された外観が好きなので、今回はビスは使わず、ホゾ組という技術をつかって作ってみました。
このブログでは、基本的に素人の方でも作れるように、なるべく簡単に手の届く材料と道具を使用してつくっています!
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フラワースタンドのサイズ
今回作成する全体のサイズです。
高さが450mm、鉢が入る内寸が200mm。
6号サイズの鉢まで置くことができます。
材料と道具
購入した材料
今回は関東圏内にあるコーナンドイトで材料を購入しました。
材料はこちら
材料 | サイズ | 参考価格 |
ヒノキ材 | 縦18mm×横18mm×長さ1920mm | ¥410 |
ヒノキ材 | 縦15mm×横15mm×長さ600mm | ¥179 |
ホームセンターのカットサービスを利用して切ってもらいました。一回のカット量は ¥33 なのでお手頃です。
使用した道具
使用した道具はこちらです。
それぞれの価格もまとめてみたので、これから道具を買う方は参考にしてください。
道具 | 型番 | |
導突鋸 | レザーソー 180mm | ¥1800 |
クランプ | ¥500〜 | |
ノミ | ¥1500〜 | |
電動ドリル | RYOBI CDD-1020 | ¥5200 |
ドリルビット | M4 | ¥500 |
スコヤ定規 | シンワ測定 | ¥1100 |
ボンド | ¥100 | |
蜜蝋ワックス | ¥1650 |
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ヒノキ材の加工
長さをカットする
最初に鋸をつかって材料を以下の長さにカットします。
18×18mm×長さ450mm 4本
15×15mm×長さ220mm 2本
墨付け(加工するための印をつける)
加工する前に、加工する箇所に墨付けをします。
内容は、18mmの材料にホゾ穴、15mmの材料にホゾと相欠の印を書いていきます。
まずはホゾ穴です。定規をつかって下の図のように印をつけます。
補足:ホゾ穴の深さは12mmです。
実際の墨付けはこんな感じです。
次は下の図のようにホゾと相欠の印をつけます。
実際の墨付けの様子です。
ホゾ穴の加工
電動ドリルにM4のドリルビットを取り付けて、四角の中に穴をあけます。
このとき貫通しないように、ドリルビットにマスキングテープなどで印をつけて、深さを12mmに調整します。
なるべく外側にはみ出さず、残りが少なくなるように開けます。
ノミをつかって、四角に削り取ります。
写真の方向は、少し削りすぎてもホゾで隠れるので大丈夫です。
この部分はなるべく印の通りに削るようにしましょう。
ホゾ穴の加工が完了しました。
相欠の加工
導突鋸をつかって、細かく切り込みを入れます。
ポイントは、両端はすこし内側に切り込みを入れます。鋸の切断面はザクザクとしているので、
仕上げにノミで削りとります。
ノミをつかって写真のように折ります。
ノミで残った部分を綺麗に削りとります。
幅の広いノミで両端を削ります。
相欠きの加工が完了しました。
ホゾの加工
導突鋸をつかって縦と横に切り込みをいれます。
縦方向は隅にあわせて切り込みをいれます。
横方向は組み立てる時に見えてくる部分なので、相欠き加工と同様に隅より少し内側に切り込みをいれて、最後にノミで綺麗に仕上げます。
適当な木材を当て木にして、面を綺麗に削り取ります。
このとき、左右の位置がズレると隙間ができてしまうので気をつけましょう。
これですべての加工が完了しました。
最後にサンドペーパーを使って、表面と角をやすりがけします。
組み立てる
最初に台となる部分を組み立てます。
相欠き部分をトンカチで叩いて少し潰します。
ちょっとキツめに入りそうであればOKです。
全然入りそうになければ、また潰すか、ノミで削って調整します。
入る見込みが立てばボンドを塗って組み立てます。
同じようにホゾをトンカチで潰して、ちょっときつい程度で入るように調整します。
ホゾ穴にボンドを塗って組み立てます。
クランプでしっかりと固定し、溢れ出たボンドを拭き取ります。
乾燥したら、蜜蝋ワックスで全体をコーティングして完成です!
フラワースタンドの完成!
今回はビスを使わず、ホゾ組という木工の技をつかって組み立てましたが、いかがでしたでしょうか!
正直、ちょっと難しかったかなと思っています(笑)
ビスを使っていないので、外観がとてもすっきりと洗練された印象に仕上がりました!
隙間もなく、綺麗に組み立てることができました!
相欠き部分の隙間もないので、上出来上出来👏
我が家のパキラを置いてみました。
細身のシルエットが圧迫感もなく、シンプルな好みのデザインでとても満足です!
以上、「フラワースタンドの作り方」でした。
最後までお読み頂きありがとうございました!