材料費500円以下!吊るすタイプのおしゃれなお香立てをDIY

吊るすタイプのお香立て DIY
ヒノキでつくるお香立て

お香立てって、置くだけじゃなく吊るすタイプがあるのもご存知だったでしょうか。

今回はホームセンターで購入できるヒノキ材を使って、吊るすタイプのお香立てを作ってみたので、作り方を紹介させて頂きます。


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本日のDIYで使用する道具と材料

購入した材料

今回は都内のロイヤルホームセンターで材料を購入しました。

材料費は合計¥467。お手頃価格!

材料 サイズ/個数 参考価格
ヒノキ材 長さ600mm×幅60mm×厚み9mm ¥229
ヒノキ材 長さ600mm×幅40mm×厚み9mm ¥159
丸棒 長さ600mm×10φ ¥79

ホームセンターで購入できる木材の種類やサイズは、地域や店舗によって異るので、お近くのホームセンターでご確認ください。
また、こちらの記事でホームセンターの木材をまとめているので、あわせてご参考ください。
今後のDIYにも役立つかと思います。

使用した道具

今回使用した道具はこちら。

この道具の中で特にノミは、初心者の方には馴染みがないと思いますが、ホームセンターでサイズ別の3本セットで安く購入することができます。

鋸は、導突鋸という刃の背に金具がついているタイプがオススメです。細かい加工が綺麗にできます。

道具 型番 参考価格
電動ドリル RYOBI CDD-1020 ¥5200
ドリルビット M10 ¥500
ドリルビット M8 ¥500
  ¥1500~
導突鋸 レザーソー 180mm ¥1800
クランプ   ¥500~
スコヤ定規 シンワ測定 ¥1100
木工用ボンド コニシ ¥100
蜜蝋ワックス   ¥1650


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お香立て本体の材料のカット

まずは鋸を使って、ヒノキ材と丸棒を以下の長さにカットします。

【ヒノキ材】

幅60mm×長さ130mm

幅40mm×長さ270mm

【丸棒】

110mm

カットが完了しました。ヒノキからでる香りにとても癒されます。

ヒノキ材の加工

今回はビスを使わずホゾ組みという木工の技を使って組み立てていきます。

ホゾ組みとは、突起状のホゾホゾ穴に嵌め込み固定する方法です。
最初にホゾ穴を加工して、次にホゾ穴に入るようにホゾを加工するという手順で行なっていきます。

墨付け(加工するための目印をつける)

まずはホゾとホゾ穴の加工する場所に墨付けを行います。

仕上がりを綺麗にするためのポイント

ホゾ穴の厚み(下の図の赤字)をほんの少し小さめに設定します。
ホゾ穴の厚みが大きくなってしまうと、組み立てた時に隙間ができてしまいます。
ホゾ穴を小さくし、組み立てる時に、ホゾをトンカチで叩いて潰して差し込むことで、
ボンドの水分で木材が膨張し、隙間が綺麗に埋まります。
これはホゾ組の基本のひとつです!
まあ、言葉で説明してもイメージがわかないと思うので、実際にやっていきましょう!

実際の墨付けはこんな感じです。

図を書くとこんな感じです。

墨付けが完了したら加工していきます。

ホゾの加工

まずはホゾ穴の加工です。

電動ドリルにM8のドリルビットを取り付け、四角の中に穴をあけていきます。

なるべく残りが少なくなるように穴をあけます。

鑿をつかって残った部分を削り取り、四角に整えます。

このとき、当て木といって直角に切れた木材の断面を線にあわせて固定し、鑿の裏面を当て木に沿わせながら削ると、綺麗に削り取れます。

幅が狭いノミで横も取ります。

次はホゾの加工です。

まず導突鋸を使って縦に切り込みを入れます。

次に横から切り込みを入れ、切り落とします。

このまま切断面がガタガタの状態で組み立ててしまうと、接着箇所が汚くなってしまうので、ノミで綺麗に整えます。

綺麗な切断面になりました。

試しにホゾ穴に入れてみて、「もう少しで入りそう!」ぐらいになるまで調整します。
調整が出来たら、ホゾをトンカチで叩いて潰し、キツめに入ったら完璧です。

もちろん少し緩くてもボンドで固定するので問題はありません!

丸棒用の穴あけ加工

電動ドリルにM10のドリルビットを取り付けて、丸棒が差し込む穴を開けます。

まずは印をつけて

ドリルが垂直になるように意識しながら穴を開けます。

穴あけの完了です。

吊り下げるためのはさみ口を加工する

次に導突鋸をつかって、丸棒にお香を固定するためのV字の切り込みを入れます。
適当な端材に穴をあければ、良い感じに固定できます。

導突鋸を使って中心に切り込みを入れます。

ここはうまくやってとしか言えませんが、このようにV字にカットします。

これで、全ての部品の加工が完了しました。
最後にサンドペーパで角を丸め、表面をやすりがけしていきます。

お香立て本体を組み立てる

ホゾ穴にボンドを塗って嵌め込みます。

同じように丸棒の穴にボンドを塗って嵌め込みます。

溢れたボンドは濡れた布で拭き取ります。

このとき、一部分ではなく全体を濡らすことで、オイル塗装後の色のムラを防ぎます。

組み立て完了です!

蜜蝋ワックスで塗装

今回は蜜蝋ワックスで塗装します。

硬めのクリーム状になっているので、ハケではなくウエス(布)で塗っていきます。

吊り下げ式お香立ての完成!

イオンで買った陶器の小皿をのせて完成です!

接着面も隙間のなく綺麗に仕上がりました!

はさみ口でしっかりと固定することができました。

APOTHEKEのお香を取り付けるとこんな感じ♪

無垢の優しい雰囲気に仕上がりました!
ヒノキの肌白さと木目がとても綺麗で清潔感もあって大変満足!

ダイニングテーブルに置いたり、デスクに置いて勉強したり、何気ない日常に癒しを追加してくれます☺️
材料費も安いので、是非みなさん作ってみてはいかがでしょうか!

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以上、「ヒノキで作るお香たて」のご紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!