[賃貸でも作業可能!]3段引き出しの木製小物入れをDIY

3段引き出し木製小物入れ DIY
[賃貸でも作業可能!]無垢の小物入れ

賃貸住宅にお住まいの方はDIYをする上で騒音などが気になり、のびのびと作業ができないですよね。
私もその一人です。


そんな制約の中で、今回は杉板を使った木製の小物入れを製作しましたので、
本日は、「賃貸でもできる木製小物入れの作り方」を紹介させて頂きます!


これからDIYを始めたい方は、こちらの記事も併せてご参考ください。
DIY入門完全ガイド!DIYの始め方や最初に買うべきオススメの工具をご紹介

3段引き出し 木製小物入れの完成図

作成するサイズはこちら

道具と材料

使用する道具と材料はこちら。

[道具]

・電動ドリル
・木工用ボンド
・ハンマー
・45°スコヤ
・ペーパーやすり 150番ぐらい
・えんぴつ

[材料]


・杉板 300×600×13 2枚
   240×600×13 1枚  
・MDF板 300×600×9  2枚
  300×900×2.5 1枚
※ロイヤルホームセンターで購入した木材です。
・極細ビス 
 仕様:2.6×20 正面板取り付け用
  2.6×25 本体組み立て用
・かすがい 6×90
・塗料 お好みで

小物入れ本体と引き出しの材料のカット

まずは以下のサイズに材料をカットします。

本体組み立図
引き出し組み立て図

杉板 ①298 ×  300  × 13  2枚 本体上下

          ②224 ×  300 ×  13  2枚 本体側面

          ③224 ×  272  ×  13  1枚 本体背板

          ④80 ×  298  × 13   3枚 正面板

MDF   ⑤272×  286 ×  9   2枚 本体仕切り板

   ⑥272 ×  287 ×  2.5   3枚 引き出し底板

          ⑦270  ×   50  ×  9   6枚  引き出し側面

          ⑧268  ×   50  ×  9   6枚 引き出し前後

ちなみに、僕はすべてロイヤルホームセンターでカットしてもらいました。

今回のカット数は合計25回で、会員の場合10回は無料なので、合計600円でした。

自分で切る時間を考えると安い。

※ホームセンターによって取り扱っている材料やサイズは様々でので、お近くのホームセンターでご確認ください。また、こちらの記事も合わせてご参考ください。

小物入れ本体の組み立て

本体組み立て図

まずは①と②と③を組み立てますが、その前にビズで止める位置の印を書き、バカ穴を開けていきます。

バカ穴とはビスの直径よりも大きい穴のことを言い、バカ穴を空けることで木の割れを防ぐことができます。

ビスの位置は以下の画像をご参考ください。
※ビスは板の厚みの真ん中に打ちます。今回使用する板の厚みが13mmなので、端から6〜7mmの位置にビスを打ちます。

実際の印と穴あけはこんな感じ。

バカ穴の穴あけが完了しました。

次に電動ドリルとボンドを使って、①と②を組み立てます。

四方の枠を組み立てたら、③背板を同じくボンドを塗ってビスで取り付けます。

仕切り板の取り付け

引き出しを入れる3つの空間が均等になるように、仕切り板の位置の印を書きます。

⑤の側面にボンドを塗ってビスで取り付けます。

このとき、適当な端材を空間の長さに切り、端材を挟むと簡単に確実な位置に取り付けることが出来ます。

この状態で乾燥を待ちます。

今回はボンドのみで接着しましたが、仕切り板のサイズが小さくうまく固定できない場合は、外からビスで止めると良いでしょう。

また、ビスを隠したいというかたは木工パテで穴を塞ぐとよいでしょう。

引き出しの組み立て

引き出し組み立て図

⑧の木口にボンドを塗り、⑦を接着し、セロハンテープで固定します。

ビスで固定しようと思いましたが、厚みが薄いため割れてしまったので、お勧めはしません。

ボンドのみでも引き出し程度であれば十分に強度はあるので心配は入りません。

四方を組み立てたら、写真のようにボンドを塗り⑥の底板を取り付けます。このときクランプで挟むか、上に重しを置いて1時間以上乾かします。

乾燥させたらペーパーやすりか鉋ではみ出た底板を削ります。

箱の中に収まれば引き出しの完成です。

正面板とかすがいの取り付け

正面板の取り付け

3つの正面板の隙間が均等になるように位置を確認します。

正面板の位置が決まったら、正面板の裏に位置の印を書きます。

印に合わせて引き出しの内側からビスで固定します。

かすがいの取り付け

取手となるかすがいをハンマーで打ち込みます。

黒いかすがい の作り方は以下の記事で紹介しているのご参考ください。

まずは、かすがいが中心にくるような位置に印を書き、M3のドリルで下穴を開けます。

そのまま打ち込んでしまうと木が割れてしまう恐れがあります。

下穴を開けたらハンマーで左右交互に打ち込み、固定できたら完成です、

蜜蝋ワックスで塗装

今回使用したのは、100%自然由来の蜜蝋ワックスです。体に優しく撥水性があり、木の本来の色を生かしてくれます。

写真のようにウエスで拭き取り塗っていきます。

3段引き出しの木製小物入れ完成!

出来上がり!

四角を強調したシンプルなデザインで、3枚の板の均等な隙間や揃った木目、両端が直線上に揃っているところが美しい!

また無垢の杉板は温もりがあって、さらに、かすがいと木の組み合わせがインダストリアルな雰囲気も出していてすごくカッコ良いです!

堅すぎず落ち着いた小物入れに仕上がったと思います。!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は初心者にはすこし難しいDIYだったと思いますが、特別な道具や材料を使用しておらず、賃貸にお住まいの方でも作れる内容となっております。

無垢の小物入れが欲しい方やすこしレベルが高いDIYをしてみたいという方は是非試してみてください!

以上、「[賃貸でも作業可能!]3段引き出しの木製小物入れをDIY」の記事でした。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!