シーン別オススメの木工用接着剤をご紹介|接着剤の種類や選び方を詳しく解説

木工用接着剤の種類と選び方 DIY
シーン別オススメの木工用接着剤をご紹介|接着剤の種類や選び方を詳しく解説

DIYをする上で必ず使用する接着剤ですが、実はとても種類が豊富です。
使用するシーンによって「本当にこれでいいのか?」と悩むこともあるかと思います。

使用する環境や用途に合わない接着剤を選んでしまうと、接着部分が緩んできたり、不便を感じることがあります。

代表的な例でいうと、フローリングを貼る際に使用する接着剤を間違えてしまうと、床鳴りが発生してしまうことがあるなどなど。

そんな失敗を防ぐために本日は、木工用接着材(ボンド)の正しい選び方やオススメの接着剤を紹介していきます。

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木工用接着剤の硬化方法の種類

木材用接着剤の硬化方法には大きく分けて3つの種類があります。

水分が蒸発して硬化する「溶液乾燥型」

 メリット :水性のため扱いが簡単。硬化後は透明になる。
 デメリット:水や湿気に弱い。

 主な商品:コニシの木工用ボンド

大気中の水分と反応して硬化する「湿気硬化型」

 メリット :耐水性がある。乾燥後の体積の変化が少ない。
 デメリット:硬化してしまうと取り除くのが大変。

 主な商品:フローリング用ボンド、ウレタン系接着剤、瞬間接着剤

硬化剤を混ぜて化学反応で硬化させる「硬化剤混合型(二液混合型)」

 メリット :耐久性が高い。硬化が早い。
 デメリット:硬化剤を混ぜると再利用できなくなる。価格が高め。

 主な商品:エポキシ接着剤

それぞれの特徴を理解することで感覚的に適した接着剤を選ぶことができるので、
知っておくといいかもしれません。

木工用接着剤の選び方とオススメの商品

室内用の家具を作るなら「コニシの木工用ボンド」がおすすめ

木工用ボンドと言ったら、黄色い容器の「コニシの木工用ボンド」をイメージするのではないでしょうか。
小学校の図工時間に使ったり、誰もが使ったことのあるボンドだと思います。

コニシのボンドは室内用の家具作りには最適で、安価で強度も十分でとても使いやすい商品です。
私が働いていた家具工房でも、実際に家具の製作に使用していたので、プロでも使用するボンドだと言えます。

ですので、室内用の家具製作でボンドを使用するならコニシの木工用ボンドがオススメです。

屋外で利用するなら「耐水性」が重要

屋外でボンドを利用する場合は、雨に耐えることができる耐水性を選ぶ必要があります。
たいていの木工用ボンドは耐水性が低いのですが、耐水性がある屋外用のボンドもあるので、注意して選びましょう。

【オススメの商品】

フローリングには「ウレタン系」か「エポキシ系」を使用する

フローリングを貼るために、一般的な木工用ボンドを使用してしまうと床鳴りが発生するので絶対に避けましょう。

その理由は、一般的な木工用ボンドは「溶液乾燥型」で水分が蒸発して硬化するため、硬化後の体積が縮小します。
そのため、フローリングと下地材との間に隙間ができ、その上を歩くとフローリングが動いて音が鳴っていまします。

「湿気硬化型」のウレタン系接着剤や、「硬化剤混合型」のエポキシ系接着剤は、水分や硬化剤との化学反応によって硬化するため、硬化後の体積の変化量が小さく、床鳴りを防止してくれます。

【オススメの商品】

安全を考慮するなら「自然素材100%のにかわ職人」がおすすめ

木工用接着剤は、人や環境に優しいとは言えません。

接着剤に含まれている化学物質「ホルムアルデヒド」が原因でシックスハウス症候群を引き起こしたりと昔から問題視されてきました。

最近では「ホルムアルデヒド」の放散量の規制や不使用の接着剤が開発されるなど、徐々に改善されてきてはいるものの、まだまだ注意が必要です。

とくに子供が使用するおもちゃやアレルギー体質の方で安全性が気になる場合は、自然素材100%のボンド「にかわ職人」がおすすめです。

木工用接着剤の種類と選び方 まとめ

本日は木工用接着剤の種類や選び方について紹介させて頂きました。

本日の要点はこちら

木工用接着剤の種類

 ・水分が蒸発して硬化する「溶液乾燥型」

 ・大気中の水分と反応して硬化する「湿気硬化型」

 ・硬化剤を混ぜて化学反応で硬化させる「硬化剤混合型(二液混合型)」


木工用接着剤の選び方

・室内用の家具を作るなら「コニシの木工用ボンド」がおすすめ
・屋外で利用するなら「耐水性」が重要
・フローリングなら「ウレタン系」か「エポキシ系」
・安全を考慮するなら「自然素材100%のにかわ職人」がおすすめ

木工用接着剤を選ぶ際は、使用する環境や素材、使用用途にあった仕様を選ぶのがポイントです。

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以上、「オススメの木工用接着剤|種類と選び方を詳しく解説」の記事でした。
最後までお読み頂きありがとうございました!